人気急上昇の商材、リストバンドを知る
入場チケットの代わりになるリストバンド
最近、イベント会場でチケットの代わりにリストバンドが使われています。
入場の際にチケットと交換することで支給され、手首に装着して使用します。スナップ(バンド留め)が付いており、一度留めるとハサミなどで切らない限り外れないタイプもあります。リストバンドがチケットを購入した証明になるので、イベントによっては会場内の各ゲートでスタッフに見せれば、自由に出入りできるようになります。中には、イベントのロゴが入っているリストバンドを記念グッズとしてコレクションする人もいるとか。
イベント用のリストバンドは元々、アメリカの大リーグやフットボールで観戦チケットの代わりに利用されてきました。日本でも、屋内外の音楽イベントやテーマパークの入場証として使用され、最近では街コンなどのイベントでも活躍しています。珍しい所では、リストバンドに連番を付けて傍聴券の代わりに使用している裁判所もあります。
イベント用のリストバンドは水に強い紙やプラスチックなど頑丈な素材で製作されているので、チケットの半券のように濡れて破れてしまうこともなく、ずっと手首に巻いておけるので紛失する心配もありません。シリアル番号やバーコードもプリントできるので、入場管理やセキュリティの強化を高めるのにも役立っています。
素材選びはイベントの特性に合わせて
イベント用のリストバンドには様々な素材が使用されており、イベントの特性と合わせた素材を使用することが大切です。
例えば、夏場や日中の屋外でおこなわれるイベントでは、雨や汗に強く、引っ張っても破れにくいプラスチックなどが適しています。長時間のイベントなら、シリコンなど肌にやさしい素材の方を用意した方が良いでしょう。クラブや夜の野外イベントならば、角度を傾けるとキラキラ光るホログラムをほどこした素材を使うとイベントが盛り上がるかもしれません。イベントの内容や開催場所、時間帯などによって、イベントの特性と合った素材を選ぶようにしましょう。
リストバンドは大量注文が多い
印刷方法は素材や加工の条件によって変わります。シリアル番号を入れる場合は可変印刷が必要。素材や加工条件によってシルク印刷やUV印刷など製法を使い分ける業者もいます。
卸価格は素材や数量、デザインの内容などによって異なりますが、OGBSマガジンの取材によると、安価なカラー無地のタイベック(合成紙)が1本20円前後。小売価格は50本単位で1本あたり約30円が相場だそうです。イベントで使用されるオーダーグッズなので、大量注文がほとんど。少ない時でも500本程度、多い時は10万本を超えることもあるそうです。
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