USBメモリへの名入れは厚物UV?レーザー?シルク?
記録メディアの代表とも言えるUSBメモリ。2000年代前半から急速に普及を始め、オフィスや家庭で利用されています。またUSBメモリは利便性とニーズの高さから、販促品として利用されるようになりました。
販促品としての使い方は、USBメモリの本体に企業名やロゴなどをプリントして自社のプロフィールデータを格納し、展示会や発表会などで来場客に配るというもの。従来なら会社案内や商品カタログが入った封筒を渡していましたが、紙資料はかさばるため用意する側も受け取る側も荷物になってしまいます。USBメモリを活用することで紙資料を削減するだけでなく、記録メディアとして再利用しやすいUSBメモリなら長期間、手元に置くことができます。結果プロフィールデータを見てもらう確率も高くなるという考えです。ほかにも就活イベントで企業案内を格納して学生にノベルディグッズとして配ったり、学会などで資料データを格納して出席者に配ったりする方法があります。
小ロット注文なら厚物UVやレーザー加工が最適
名入れの加工方法として、小ロットの場合は厚物UV印刷やレーザー加工が上げられます。厚物UV印刷の場合、小ロットでも手軽にフルカラー印刷することができるので、様々な注文に対応することができます。版が不要で直接USBメモリにインクジェットプリントするため、短納期にも対応できます。ただし、厚物UVプリンターはシルクスクリーン印刷ほど耐擦過性が高くないので、UVプリント後にトップコートを塗る場合もあります。
レーザー加工でUSBメモリに名入れする場合、素材が限られるので注意しましょう。名入れしやすい素材は、アルマイト加工されたものやレーザーで彫りやすい木が挙げられます。アルマイト加工された素材であれば問題なくレーザー加工できるはずです。木もレーザー加工の得意分野ですが、木そのものの色が濃いと、レーザー加工しても会社名やロゴが見えにくいことがあります。その際にアクリル塗料などで色入れする場合もあるので、あらかじめ工程に組み込んでおきましょう。
USBメモリはプラスチック製が普及していますが、レーザー加工する場合はきちんと彫ることができるか、チェックしてから注文を受けるようにしましょう。素材によってはレーザー加工した箇所が見えない、素材が溶けてしまうという危険性もあるからです。
大ロットの注文を受ける場合は、大量印刷しやすいシルクスクリーン印刷が適しています。もし十分な設備が店になければ下請け業者にお願いするといいでしょう。
USBメモリの形状は、ライターに似た細長いオーソドックスなものからアニメキャラクターのフォルムを再現したものまで様々。表面が小さいUSBメモリだと名入れするスペースも狭くなり、綺麗に名入れできてもノベルティとしての効果が薄くなります。平均的な名入れ可能サイズは11×30mm前後と言われていますので、充分な名入れスペースを持ったUSBメモリを選びましょう。
素材やサイズのほかにも記憶容量のサイズや防水機能、暗号化機能を搭載しているかなど、記憶メディアとしての性能も商材選びの基準にできます。
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