速報・熊本地震で印章店16店が営業不能
熊本地震で印章店16店が営業不能
熊本、大分両県で4月14日から16日にかけて続発した地震は、死者47人、負傷者は1000人を超え、損壊した住宅はおよそ2500棟に及ぶなど、重大な被害をもたらした(4月19日現在)。本震とみられる16日未明の震度6強の地震から3日経過した現在も大きな余震が続き、被害数字は拡大すると予想される。
現代印章取材班では、18日に被災地域の主な印章業者(44社)に連絡を取り、被害と営業状況を調べた。
幸い、印章業者および従業員に人的被害はまだ確認されていない。店舗建物への被害は外壁のひび割れ、ガラスが割れたという軽度なものがほとんどで、建物が直接的に倒壊、破損した影響で営業不能となった店は熊本市内のテナント店1店舗だけだった。ただし、商品の散乱、電気、水道などのインフラが復旧していない理由で、16店舗が営業できていない状態。復旧しようにも余震が続いていることから「片付けに取りかかれない」「また大きな揺れが襲ってこないか不安で店が開けられない」という。電気が復旧していないため、パソコンや彫刻機などの稼働を確認出来ず、被害内容も掴めない店が多かった。
自宅半壊、避難所生活も
交通アクセスの不通、避難所に避難している、自宅の復旧などにより、従業員が出勤できないという人的要因が営業再開の妨げにもなっている。佐川急便、宅急便、ゆうパック(熊本中央局宛の普通郵便は受付されている・4月17日現在)などの物流も止まっており、通販業者が県外に出荷することが出来ない。逆に問屋からの仕入れ商材、支援物資も熊本エリアに送ることが不可能な状況。
また、電話不通などにより安否不明の店は9店(社)にのぼる。熊本県下全域への取材が進めば、被災店(社)の合計は30店を超える可能性もある。震源地に近い地域には未だ連絡不能な印章店もあるため被害状況に予断が許せない。
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