リコーが小型、低価格のガーメントプリンターを秋ごろに発売と発表
㈱リコーが、8月2日に発表したニュースリリースで、低価格で小型ガーメントプリンター「RICOH Ri 100」を発売すると発表しました。
「RICOH Ri 100」はガーメントプリンターと仕上機を一体化させることで、コンパクトな設計を実現したことが特長。リリースによると仕上機とは、「通常は印刷したインクを衣類に定着させるために、プリンターとは別に購入する定着機器」とあるため、熱処理機を指すと推測できます。
Tシャツは新規カセット式Tシャツホルダーに設置することで、「設置スペースが限られ、熟練スタッフを確保できない小規模店舗や、衣類プリントを外注している学校や土産物店などのお客様も、いつでも簡単に、オリジナルのTシャツやトートバッグなどを作成できるようになります」(リリースより)。
同社は2016年1月8日にアメリカの製造販売子会社Ricoh Printing Systems America, Inc. を通じて、アメリカのガーメントプリンターメーカーAnaJet(アナジェット)社を買収したと発表しました。
2017年5月には高生産性ガーメントプリンター「RICOH Ri3000/Ri6000」を発表し、北米で先行発売しています。「RICOH Ri 100」については、今夏からアジア・中国地域で先行発売され、今秋頃に日本で発売、順次グローバル展開する予定。
今回の発表内容では、「RICOH Ri 100」の価格やスペックなど具体的な情報は記載されていませんでしたが、「低価格で小型」と発表された以上、従来の他社ガーメントプリンターよりも導入しやすい機種だと予測されます。いずれにしても、大手のリコーが「ウエアプリントは市場成長が見込める」と判断し、実際に日本市場にガーメントプリンターを投入すると言う事実は、今後の業界に大きな影響を与えることになりそうです。
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